のれん製作
製作したのれんの正しい洗濯方法
製作したのれんを洗濯する時は、その生地の材質や状態によって
適切な方法を選ぶ事が重要です。
まず、洗剤の量は適切に、すこし少ないと思う程度の量にします。
洗剤の量を増やすと、すすぎにかかる時間が長くなってしまい、
そうなると布地にかかる負担が大きくなり、型崩れや劣化の原因になってしまうためです。
また、洗剤は必ず中性のものを選ぶ様にします。
一般的な家庭用のアルカリ性洗剤は、染め物の色に影響を及ぼし、
色落ちなどの原因となってしまう為です。
製作したのれんは藍染をはじめ染め物の布が使用される事がほとんどの為、
中性洗剤の使用を忘れない様にします。
洗濯時は、他のものと一緒に洗わない様にします。
これも、製作したのれんから染料が染み出し、他のものに色がうつってしまうのを防ぐ為です。
必ず単独で洗う様にする必要があります。
洗い終わったのれんは、日光を避け陰干しします。
日に当てると、製作したのれんの色が落ちる原因となってしまう為です。
バスタオルなどを敷いた平らなところに綺麗に形を整えてから陰干しすると良いでしょう。
乾燥機の使用は、布地への負担が大きく、形も崩れてしまうので、
のれんの場合は避けた方が無難です。
冬季は、室内と屋外の気温差が大きく、布の型崩れを起こしてしまうので、
暖かい室内に干す様にしましょう。
この様に、いくつかのポイントに気をつけながら洗濯する事で、製作したのれんを
傷ませる事なく、きれいに保つ事ができます。